子育てで困ったらこれやってみ!、てぃ先生
子どもへの伝え方で大切なのは、子どもに愛情を伝える事、自分自身がなりきって楽しむ事なのかもしれないと、てぃ先生の本を読んで思った。
てぃ先生の「子育てで困ったら、これやってみ!」
てぃ先生とはカリスマ保育士で、保育園で実践している子育てに役立つ情報をSNSで発信している。そしてその情報どれもが「今日からやってみよう!」と思える簡単な方法なのが魅力である。
この本ではその魅力が満載で、今日からやってみようと思える小技がわんさかある。
読んで感じた事の一つは、愛情が伝わる伝え方をする事、である。子どもを愛しているけど日々余裕がなくてキツく当たってしまう、というのはよくある。そしてキツくなってしまった事を反省する。その繰り返し…。どうにかしたいと思ってはいるがどうすればいいのやら…?
これを防ぐために伝え方に工夫をすると良いらしい。例えば子どもに話をする時、抱きしめるなどスキンシップをとりながら話す。すると、子どもの温もりを肌で感じて心が穏やかになり、キツい言い方になりづらくなる。スキンシップをとりながら叱る、というのは難しいのだ。
また、学校に行く前に「今日学校でどうしたい?」と聞き、帰ってきたら「どうだった?」と聞く。そうすると会話のきっかけを事前に作れるし、学校での出来事を知る事ができる。
二つ目は、なりきって楽しんで伝える、である。
例えば子どもが手を洗いたがらない時、「早く洗って」というのではなく「手洗い屋さんだよ!一回100円!いかがですか〜!」と手洗い屋さんになりきる。そうすると子どもはお店に来たつもりで楽しく手を洗えるし、大人もふざけている感覚で楽しめる。そしてあっという間に手洗いが終わってしまうのだ。
毎回毎回〜してよ!と言っていると大人も疲れる。どうせなら自分も楽しくなり笑ってしまうような言い方をした方が、何気ない毎日が少し明るくなるかもしれない。
子供だけでなく大人も一緒にやる、というのが子育てなのかもしれない。そりゃいつも手をかけられる訳じゃないが、余裕がある時は一緒に。大人だって、何か言われて1人で行動に移す事が面倒くさい時だってある。