不登校は1日3分の働きかけで99%解決する

不登校は一日三分の働きかけで99%解決する、という本によると不登校は自信の無さが原因だという。自信で満たされているはずの心のコップが空っぽになっている状態。そのコップを、保護者が子どもを褒める事で満たすと、子どもは自然と歩み出すという。

 

確かに、学校で頑張るには自信が不可欠だ。いや、人間関係全般に不可欠、といった方が正確かもしれない。

何気ない会話、行動…皆普段は意識していないが、何をするにしても自信が根底にあってこそ可能となる。

例えば、何気ない会話をするにしても自分の発言を他者が受け入れてくれる、という自信が必要になる。

だから、自信がない人は日常生活に支障をきたす。普通に生きることがひどく困難に感じるのだ。喋りたい時に喋れないし、自信がなくて行動に移せない。そうしてどんどん身動きが取れなくなってゆく。

 

 

そんな空っぽ状態の自信を、コップいっぱいに満たす。自信が満たされれば子どもは自然と歩み出す。

では、どうやって自信を満たすのか。

本書では、子どものいい所を見つけ1日に最低3回は褒める事、そしてそれを根気よく続ける、とある。

 

〜してない、できないなど、人の欠点を探すのは簡単。簡単だからこそ、つい口にしてしまう。そして子どもは“自分はできない子”だと思い、どんどん自信を無くしていく。

だから欠点ではなく良い所を伝える。君は大丈夫なんだということを、言葉で伝え続ける。

もし褒める所が見つからない…というのであれば、ご飯を完食した、など褒めるハードルを下げれば良い。

そして、一気に3つ褒めるのではなく、3回にきちんと分けて褒めるといいらしい。これは、一日に何回も褒められた方が自分を見てくれている、自分を認めてくれていると感じやすいからではないだろうか。

 

こうして自信のコップに毎日毎日水を注いでいく。コップがいっぱいになるのは数週間後かもしれないし、数ヶ月後かもしれない。それでも、少しずつ少しずつ、確実に量を増やしていく。

 

そしてコップが満たされれば、子どもは自然と歩み出すのだ。