心理の資格、臨床心理士とカウンセラーの取得方法について比較してみた。
心理系の資格を取りたい。けれどどの資格を取れば良いのだろう。臨床心理士、カウンセラー、産業カウンセラー…様々な資格があるが、難易度はどれくらいなのか、仕事に有利なものはどれなのか。
ここでは臨床心理士とメンタル心理カウンセラー、 それぞれのメリットやデメリット、取得方法の難易度を比較してみる。
難易度:高い
・大学院受験・2年間の通学・臨床心理士の国試受験・入学費や授業料
◯メリット
・社会的信用性が高い資格・専門性が高い・就職先が多い(病院、学校、福祉現場 etc )
◯デメリット
・学費などお金がかかる(学校により異なるが、年間で100万程)
・時間がかかる(2年間の通学と、国家試験)
大学院をでる必要があるので、まずは受験勉強をして合格しなければならない。合格した後も2年間の通学、臨床心理士の国試受験とかなりの時間と根気を要するし、授業料などお金もかかる。
社会人の場合は、通学のために会社を辞めなければならないだろう。もちろん通信制の大学院もあるので、働きながら取得している人もいるかもしれないが。
だが2年間勉強するので専門性は高い。認知行動療法や行動療法など本格的に学んで心の専門家として働きたい場合はこちらの資格がいいだろう。
●メンタル心理カウンセラー
難易度:中
・2〜4ヶ月など数ヶ月で取得可能・就職先が少ない・費用は数万円
◯メリット
・短期間で取得可能・費用が安い(3〜5万円程)・普段の傾聴スキルUP
◯デメリット
・就職先が少ない・仕事に活かしづらい
こちらの資格は最初に通信で指定の講座を受講する必要があり、受講後に資格試験を受ける。数ヶ月ほどと比較的短期間、費用も2〜3万円ほどの数万円で済むため比較的手が出しやすい。
だが就職先は臨床心理士と比べると少ない。メンタルクリニックが多いようで、精神病院や福祉の現場で働きたい人には不向きかもしれない。
以上から、本格的に心の専門家として働きたい場合は臨床心理士、
傾聴スキルを上げるなど普段の生活に活かしたい、クリニックで働きたい場合はメンタル心理カウンセラー資格を選択すると良いのではないかと思う。